2025.5.23

Instagram採用|実践から成果へ!応募につながる運用テクニック

「投稿するだけ」で満足していませんか?

いまや、Instagramは若い世代を中心に「就職活動の情報収集ツール」として当たり前に使われるようになっています。
採用活動にInstagramを取り入れる企業も増えていますが、実は多くの企業が「とりあえず投稿しているだけ」で止まってしまっているのが現実です。
しかし、Instagram採用で成果を上げている企業には共通点があります。
それは、「戦略的に発信し、応募・エントリーにつながる仕掛けをしっかり作っている」ということです。

この記事では、Instagramを使った採用活動で実際に成果を出すための具体的な運用テクニックと、応募につなげるための仕掛け作りを詳しく紹介していきます。
単なる「発信」にとどまらず、実践的に成果を生むInstagram採用を目指すために、ぜひ参考にしてください。

Instagram採用の基本運用ルール

投稿頻度・更新のリズムを決める

採用目的でInstagramを活用するなら、「更新のリズム」を作ることがとても重要です。
目安としては、

・フィード投稿:週2〜3回
・ストーリーズ:できれば毎日

が理想的です。
採用候補者は、企業アカウントの「最近の動き」から雰囲気や熱量を感じ取ります。
更新が止まっていると「この会社大丈夫かな?」と不安にさせてしまうので、無理のない範囲で継続的な発信を意識しましょう。

投稿コンテンツの種類をバランスよく

採用向けアカウントでは、投稿内容にバリエーションを持たせることが大切です。
おすすめのコンテンツ例は、こちら。

・社員紹介・インタビュー(人柄や雰囲気が伝わる)
・オフィス紹介・働く環境の紹介(リアルな職場の様子)
・業務内容の裏側(仕事内容のイメージを持たせる)
・福利厚生・制度の紹介(働くメリットをアピール)
・社内イベント・日常風景(社風を伝える)

特に「人」の要素が入った投稿はエンゲージメントも高まりやすく、応募意欲にも直結しやすいので、積極的に取り入れていきましょう

ハッシュタグ運用の基本

Instagramでは、ハッシュタグの活用がリーチ拡大に直結します。
採用活動においても、ターゲット層に届きやすいハッシュタグを選ぶことがカギです。

例:
・#23卒採用 #24卒 #新卒採用 #中途採用
・#営業職募集 #エンジニア採用 #クリエイター採用
・#オフィスツアー #社員インタビュー
・#働き方改革 #企業文化 #キャリアアップ

地味なようで重要なのが、採用系ハッシュタグと、業界・職種に関連するハッシュタグを組み合わせることです。
ハッシュタグ選びだけでもリーチ率が大きく変わるので、手を抜かずに設定しましょう。

ストーリーズ・リール・ライブ配信の使い分け

フィード投稿だけでなく、Instagramの機能を幅広く使うこともポイントです。

・ストーリーズ
 → 日常の社内の様子、速報的な情報(例:今日の社内ランチ)を発信
・リール
 → 職場紹介や、1日の仕事風景などを短い動画で発信(視覚的にアピールできる)
・ライブ配信
 → リアルタイムで社員インタビュー、会社説明会、座談会を実施(エンゲージメントが爆上がり)

特にリールとライブは、アルゴリズム上も露出されやすいため、採用活動で取り入れるメリットは非常に大きいです。

応募・エントリーにつなげる仕掛け

プロフィールリンクを最大限に活用する

Instagramから採用につなげるには、プロフィール欄のリンク設計が超重要です。
おすすめは、複数リンクをまとめられるツール(例:Linktree、lit.linkなど)を使って、

・「エントリーフォーム」
・「会社説明会情報」
・「採用特設サイト」
・「社員インタビュー記事」

など、応募に向かうための動線をわかりやすくまとめておくこと。
特にスマホユーザーにとっては、ワンクリックで応募できる導線を作ることで、離脱率を大きく下げることができます。

ストーリーズハイライトで「求人情報」を常設する

ストーリーズは24時間で消えてしまうものですが、ハイライト機能を使えば、常にプロフィール上に情報を残すことができます。

・「採用情報」
・「社員紹介」
・「社内イベント」

などのカテゴリでハイライトを作成し、
訪問者がすぐに会社や募集内容をイメージできるように設計すると効果的です。
特に「採用情報」ハイライトは必須。常に最新情報に更新するよう心がけましょう。

投稿から自然に応募へ誘導する

フィード投稿やストーリーズに、さりげなく応募への導線を仕込むこともポイントです。
たとえば投稿のキャプションで、

「この職場で一緒に働きませんか?詳しくはプロフィールのリンクからご覧ください!」

と、自然に次のアクションを促すひと言を添えましょう。
ストーリーズなら「詳しくはコチラ」「Swipe Up」などのスタンプを使うのも効果的です。
ポイントは、押し付けがましくなく、気軽に見に行ける雰囲気を作ること。
Z世代を中心に「押し売り感」が強いと敬遠される傾向があるので、ライトな誘導を意識しましょう。

応募のハードルを下げる工夫

応募を増やすためには、心理的ハードルを下げる仕掛けも有効です。
たとえば、

・「まずはカジュアル面談からOK!」
・「お気軽にDMでご質問ください!」
・「興味があるだけでも大歓迎!」

といった柔らかいメッセージを添えることで、「応募=いきなり本気のエントリー」だと思い込ませず、
もっと気軽にアクションしてもらいやすくなります。
特にSNS経由の採用では、いきなり履歴書提出よりも、「まず話だけ聞く」スタイルのほうが成果が出やすいので、入り口の敷居をうまく下げておくと成功率が上がります。

成果を出すために見るべき数字と運用改善

投稿ごとのパフォーマンス指標をチェックする

Instagram採用で成果を出すためには、「なんとなく投稿」から脱却して、数字を見ながら改善することが欠かせません。
見るべき主な指標は次の通りです。

・リーチ数:どれだけ多くのユーザーに投稿が届いたか
・保存数:ユーザーが「後で見返したい」と思った数(興味関心の高さを表す)
・リンククリック数:どれだけの人がプロフィールやリンクからアクションしたか
・DM送信数:投稿から直接コミュニケーションが発生したか

特に採用活動では、保存数とリンククリック数が重要です。
「興味を持たれた投稿→エントリー動線へ」という流れを作るためには、
この2つの数字を意識して運用していきましょう。

ストーリーズの「リンククリック率」を改善するには?

ストーリーズからの応募動線を強化するには、リンククリック率の改善がカギです。
効果的な工夫としては、

・シンプルなデザイン+リンク誘導ボタンを目立たせる
・「Swipe Up」「詳しくはこちら」などのアクション促進スタンプを使う
・1投稿1テーマに絞り、メッセージを直球で伝える

ストーリーズは流し見されやすいため、余計な情報を削ぎ落とし、直感的に動ける設計がポイントになります。
一目で「これは応募情報だ」とわかるデザインにするだけで、クリック率がぐっと上がることもあります。

「保存」される投稿を意識する

フィード投稿では、「保存したくなる投稿」を意識することで、エンゲージメントもリーチも大きく伸ばせます。

保存されやすい投稿例:
・就活・転職活動に役立つ情報まとめ(例:「面接でよく聞かれる質問10選」)
・社員のリアルな1日ルーティン紹介
・働き方に関するノウハウ(例:「残業少なめ企業の見分け方」)

保存数が増えると、Instagramのアルゴリズム上、「価値のある投稿」と判断され、さらに多くの人に表示されやすくなるという好循環が生まれます。
採用アカウントでも、「情報提供型コンテンツ」をうまく取り入れると効果的です。

フォロワー数だけに惑わされない

採用活動でありがちなミスが、フォロワー数だけを追い求めることです。
もちろんフォロワー数は一つの指標ですが、本当に大事なのは、

・「ターゲット層に届いているか」
・「興味を持ったユーザーがアクションしているか」

この質の高いエンゲージメントです。
たとえフォロワーが少なくても、応募や問い合わせがしっかり生まれていれば、
それは大成功といえます。
数字に踊らされず、「成果につながるか」という視点を常に持つことが大切です。

成功するInstagram採用運用のコツ

社員を巻き込んだリアルな発信をする

採用活動では、「リアルさ」が何よりも大切です。
企業が公式目線だけで発信するのではなく、現場で働く社員の声や姿を取り入れると、応募者への信頼感がグッと高まります。

具体例:
・社員による「1日密着動画」
・ストーリーズで社員同士のカジュアルなやり取りをシェア
・リールで社員のオフショットや趣味紹介

「この会社に入りたい!」と思わせるのは、完璧なパンフレットではなく、
人間味あふれる日常の発信だったりします。

投稿のバリエーションを広げる

採用アカウントは、堅い投稿ばかりでは飽きられてしまいます。
「役立つ情報」「かっこいいPR」「カジュアルな日常」のバランスを意識しましょう。

投稿内容のバリエーション例:
・【真面目系】採用ポジション紹介・福利厚生紹介
・【楽しい系】社内イベント・社員座談会・オフショット
・【ためになる系】就活アドバイス・業界トレンド紹介

「ただの宣伝」にならず、フォローしたくなるアカウント作りを意識するのがポイントです。

Z世代に響くトーンとデザインにする

Instagram採用のターゲットは、多くの場合Z世代(1990年代後半〜2010年代前半生まれ)です。
この世代に刺さるためには、投稿のトーンやビジュアルを工夫する必要があります。

意識したいポイント:
・堅すぎない、親しみのある言葉選び
・明るくナチュラルな写真やデザイン
・短めでテンポのいい文章
・ストーリーズやリールを積極的に活用

「企業っぽさ」を前面に出すより、人間味・共感・親近感を重視した発信が好まれます。

コンテンツの「量」より「質と共感」を重視する

とにかくたくさん投稿すればいいわけではありません。
むしろ、「1本1本に共感できるか」「心に引っかかるか」を大切にしましょう。

1回の投稿で、
・働くイメージがリアルに湧く
・社風に共感できる
・「もっと知りたい」と思わせる

こんな感情を引き出せたら、少ない投稿数でも十分に成果につながります。
質を磨き、ターゲットの心に刺さる発信を目指すことが、Instagram採用成功のカギです。

まとめ|Instagram採用は「動かして、育てる」時代へ

Instagram採用は、単なる情報発信の場ではありません。
動かし続け、育て続けることで初めて成果が出るフィールドです。

ただ投稿をしているだけでは、エントリーも問い合わせも自然には増えません。
大切なのは、

・継続的な運用と発信リズムを作ること
・応募へつながる導線をしっかり設計すること
・数字を見ながら改善を重ねること
・フォロワー数だけでなく、「ターゲットへの刺さり方」を重視すること

これらを意識しながら、リアルな人間味企業の魅力を伝え続けることが、成功への最短ルートです。

最初から完璧を目指す必要はありません。
試行錯誤を繰り返しながら、少しずつアカウントを育てていく。
その積み重ねが、将来的に「この会社で働きたい」と心から思ってもらえる結果に繋がります。

もし、
「何から始めたらいいかわからない」
「運用に手が回らない」
「成果に伸び悩んでいる」
そんな時は、SNS運用のプロフェッショナルに相談するのもひとつの手です。

Instagramを武器に、貴社の採用力を一段上へ引き上げていきましょう。

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