2025.4.26

Instagramで信頼も集客も。不動産会社こそ始めたいSNS運用の考え方

スマートフォン一つで情報収集から買い物、予約、連絡までが完結する現代。
そんな中で、「SNS」は単なる暇つぶしのツールではなく、企業やお店の“信頼性”や“世界観”を伝えるための重要なメディアへと進化しています。
とくに、Instagramは視覚的なインパクトが強く、商品やサービスの「雰囲気」や「魅力」を直感的に伝えることに長けたツール。
ファッションや飲食、美容業界を中心に活用が進んでいる一方で、実は不動産業界との相性も非常に高いということをご存じでしょうか?
「物件写真はポータルサイトに載せているから十分」「SNSに割く時間がない」「続けるのが大変そう」――
こうした声もよく聞かれます。
しかし今、Instagramを活用して“信頼感”と“集客力”を同時に高めている不動産会社が増えてきているのです。

本記事では、不動産業界におけるInstagramの可能性と、実際の運用でよくある課題、そして“成果につながる”SNS運用の考え方までを丁寧に解説していきます。
「そろそろ本格的にSNSに取り組むべきかもしれない…」と感じている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

1. 不動産業界がInstagramを活用すべき理由

「Instagram」と「不動産業界」。
一見すると距離のあるように思えるこの組み合わせですが、実は非常に相性が良いと言われています。
なぜなら、Instagramは“視覚”を通じて感情を動かし、興味・関心を自然に引き出すツールだからです。

① “ビジュアル訴求”に強いからこそ物件の魅力が伝わる

物件の魅力は、文章だけで伝えるには限界があります。
どれだけ「明るいリビング」「開放感のある間取り」と言葉を尽くしても、写真や動画を見せた方が圧倒的に早く、効果的に伝わります。

Instagramはまさに、こうしたビジュアルベースの訴求が得意なプラットフォーム
さらに、ストーリーズやリールなどを活用すれば、1つの物件を「静止画+動画+雰囲気」で多面的に紹介できるため、物件への理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。

② 情報収集の手段としてのInstagram

今やInstagramは、ユーザーが積極的に情報収集をする場所になっています。
「引っ越したいけど、どんな物件があるんだろう?」
「このエリアの雰囲気ってどんな感じ?」
「○○駅周辺でペット可のマンションってあるのかな?」

こういった“検索”をInstagramで行うユーザーが増加中。
特に20〜40代の女性層を中心に、不動産ポータルサイトだけでなくSNSで物件を探す動きも広がっており、ここで目に留まるアカウントが選ばれる可能性は決して低くありません。

③ “人”や“会社”の雰囲気が伝わることで信頼感が生まれる

不動産取引は高額であり、慎重な意思決定を必要とします。
だからこそ、「この会社は信頼できるのか」「対応してくれるスタッフはどんな人か」といった点も重要な判断材料になります。

Instagramでは、物件情報だけでなく、スタッフ紹介・会社の取り組み・地域との関係性なども自然な形で発信可能です。
営業感を出しすぎることなく、「なんとなく良さそう」「話しやすそう」といった“人柄の見える”企業アカウントは、問い合わせにつながりやすい傾向があります。

2. 実際にありがちなInstagram運用の課題

「とりあえずアカウントは作ったけど、正直どう運用したらいいのか分からない…」
Instagram運用に取り組む不動産会社の多くが、こうした壁に直面しています。
SNSは手軽に始められる一方で、“続けること”や“成果につなげること”の難しさを感じる企業も少なくありません。
ここでは、不動産業界に多いInstagram運用の課題を整理してみましょう。

① 投稿が続かない・更新が止まる

最も多い悩みのひとつが、「更新が続かない」問題です。
最初はやる気に満ちてスタートしても、日々の業務に追われて投稿がおろそかに…。
「気づけば1ヶ月以上更新していない」そんなアカウントも少なくありません。

特に不動産業界は繁忙期と閑散期の波が大きく、運用が“現場の余裕”に左右されがち。
結果的に、「見られたくないアカウント」になってしまうのは非常にもったいないことです。

② 何を投稿すればいいのか分からない

「物件の写真を載せるだけでいいの?」
「スタッフ紹介って意味あるの?」

こうした疑問から、投稿内容がワンパターンになったり、発信の軸がブレたりするケースもよく見られます。
“ただ写真を並べるだけ”の投稿では、印象にも残りにくく、エンゲージメントも低下しがち。

本来であれば、
・新着物件情報
・物件の魅力を引き出すポイント解説
・地域の情報や季節の話題
・スタッフの思いや日常
など、バリエーション豊かなコンテンツを組み合わせることで、フォロワーとの距離がぐっと縮まるのです。

③ 担当者任せになってしまい、運用が属人化する

社内にSNS担当者を置いても、
「○○さんが辞めたらアカウントが止まった」
「担当者の好みや気分で運用がバラついている」
といった“属人化のリスク”も大きな課題です。

運用方針が明確でなかったり、社内でSNSに対する理解や関心が低かったりすると、「誰のために、何を発信しているのか」が不明瞭になってしまうことも…。

④ フォロワーが増えない・反応が少ない

せっかく投稿を続けても、フォロワーが伸びない・“いいね”がつかない…。
この状況に直面すると、モチベーションが下がり「やっぱりうちには向いてない」と感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、多くの場合その原因は「Instagram運用が悪い」のではなく、“戦略がないまま投稿している”ことにあるのです。
ターゲット設定や投稿タイミング、ハッシュタグ選定など、ちょっとした工夫で反応が大きく変わる可能性があることは意外と知られていません。

3. Instagram運用を成果につなげるために大切な考え方

Instagramを活用する目的は、「なんとなく投稿すること」ではなく、“見込み顧客との接点をつくり、信頼を深め、最終的に反響につなげること”です。
そのためには、単に更新頻度を保つだけでなく、“成果につながる視点”を持った運用が必要不可欠
です。

① ゴールを明確にする:「誰に」「何をしてもらいたいのか?」

まず重要なのは、「このアカウントは誰のために、何を目的に運用しているのか」を明確にすること。
・“ファミリー層向けの戸建物件を紹介したい”
・“単身者向けの賃貸物件を提案したい”
・“地域密着の温かみある店舗をアピールしたい”
など、発信のゴールによって投稿の内容・トーン・デザインも変わってきます

ゴールが曖昧なまま投稿を続けると、方向性がブレたり、誰にも刺さらない内容になってしまうことも…。
まずは「誰に何を伝えたいのか?」をチーム全体で共有しておくことが、安定した運用への第一歩です。

② フォロワー=未来の顧客として捉える

Instagramのフォロワーは、単なる“数字”ではありません。
コメントをくれる人、ストーリーズに反応してくれる人、DMをくれる人——
こうしたアクションはすべて、**“興味を持ってくれている見込み顧客”**である可能性があります。

そのため、「いいねが少ないから意味がない」と感じるのではなく、
“誰にどんな印象を与えているか”を重視した運用を心がけましょう。
フォロワーとのやりとり一つひとつが、信頼関係を築く大切なステップです。

③ アカウントを“資産”として育てる視点

SNSは短期的な集客ツールではなく、中長期的な関係構築のための「資産」です。
定期的な発信や、過去の投稿が蓄積されていくことで、
「この会社、ちゃんと運用してるな」「発信が一貫していて信頼できる」
と感じてもらえるようになります。

「いざ問い合わせようと思ったときに、過去の投稿から会社の雰囲気が伝わった」
「アカウントを見て、スタッフの人柄や対応に安心感を持てた」
こうした効果は、運用を続けてきた企業だからこそ得られるものです。

④ 投稿内容の“設計”が鍵を握る

成果につながる投稿とは、「見た目がきれい」だけでは足りません
「どんな順番で何を伝えるのか」「どんなCTA(行動喚起)を入れるのか」までを考えて構成する必要があります。

たとえば:
・物件紹介 → 特徴を3つに絞ってキャッチーに紹介
・投稿文 → 丁寧な口調+地域や暮らしに寄り添うトーン
・CTA → 「気になる方はDMでお気軽にどうぞ」など、行動のきっかけを添える

このように、投稿を“設計”することで、自然な導線が生まれ、反応率もぐっと高まります

4. SNS運用代行という選択肢

ここまで読んで、「Instagramを活用することの重要性はよく分かったけど、実際にやるのはやっぱり大変そうだな…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
実際、不動産業界では日々の業務が多岐にわたり、「社内でSNSを運用する余裕がない」という悩みが非常に多く聞かれます

そんな時に検討したいのが、SNS運用代行という選択肢です。

① 専門チームによる「プロ目線の運用」

SNS運用代行サービスでは、投稿の企画からデザイン、キャプション作成、投稿管理までを一括でサポート。
単に「代わりに投稿する」だけではなく、“成果につながる運用”を前提としたプロの視点でアカウントを育てていきます。

不動産業界特有の言葉選びや写真の見せ方などにも配慮し、“伝わる投稿”に仕上げるノウハウが蓄積されています。

② 継続的な運用とクオリティの担保

社内運用でありがちな「更新が止まる」「投稿内容にムラが出る」といった問題も、代行であれば心配無用。
あらかじめ月ごとの投稿スケジュールを組み立て、安定した発信を継続できる体制を整えることができます。

さらに、写真・デザイン・テキストなどすべてにおいてクオリティを保つことで、アカウント自体の印象が格段にアップします。
“見た目が整っているアカウント”は、それだけで信頼感を生み出すものです。

③ 社内リソースを本来の業務に集中できる

SNSは重要と分かっていても、毎日の投稿に手がかかるのは事実です。
写真を選び、テキストを考え、投稿時間を決めてアップ——これを日常業務の合間にこなすのは簡単ではありません。

運用代行を活用すれば、社内の手を煩わせることなく「SNSはちゃんとやっている」状態を維持できるため、営業・接客・物件管理など本来の業務に集中できます。

5. まとめ:SNSは不動産業の“信頼構築”と“集客”を同時に叶える武器

不動産業において、Instagramは単なる宣伝ツールではありません。
それは、「この会社はどんな雰囲気なのか」「この人たちに任せても安心できるか」といった、
“信頼の種”をまくためのメディアです。
情報があふれる今の時代、ただ物件情報を発信するだけでは差別化は難しく、
むしろ「誰から買うか」「どんな人と接点を持つか」といった“人と人”の関係性が選ばれる理由になってきています。
Instagramを通じて、物件の魅力だけでなく、会社の雰囲気やスタッフの人柄まで丁寧に発信していくことは、
これからの集客やファンづくりにおいて、確実に力を発揮します。

しかし一方で、「分かってはいるけど、なかなかうまく続けられない」「誰がやるべきか分からない」といった悩みが出るのもまた現実です。
そんなときこそ、SNS運用を“仕組み化”する選択肢として、運用代行の活用を検討してみてはいかがでしょうか?
投稿のクオリティや更新頻度を安定させることで、アカウント自体がブランドの一部となり、
お客様に信頼される“資産”として育っていきます。

「なんとなく続けているInstagram」から、
「成果につながるInstagram」へ。

もし少しでも「うちもSNSを強化していきたい」と感じたら、
ぜひお気軽にご相談ください。
小さな一歩からでも、運用の未来は大きく変わっていきます。

SNS運用ならココアンド

まずは無料でご相談ください

ポップアップバナー