2025.6.17
2025年版|Instagramストーリーズ運用の最新戦略4選

Instagramストーリーズ、最近ちゃんと活用できていますか?
「とりあえず毎日更新してるけど、反応はイマイチ…」
「リンクは貼ってるけど、クリックされてるかわからない」
「結局、投稿と何が違うの?」
そんな声を、SNS運用を任されている企業のご担当者さまからよく耳にします。
実は、2025年の今、Instagramストーリーズの活用は“次のフェーズ”に入ってきています。
これまでのように「ただ流すだけ」ではなく、ユーザーの行動を引き出し、その先の動線までを考えた“設計型”の運用が成果を出しているのです。
鍵となるのは、以下の4つの要素です。
・アンケートや質問スタンプなどのインタラクティブ機能
・投稿内容をサポートしてくれるAIアシスト機能
・外部や内部に誘導できるリンクの活用
・プロフィールに残して活かせるハイライトの整理
これらをバラバラに使うのではなく、「設計」して「連動」させることで、フォロワーの反応や成果が変わってきます。
本記事では、2025年版のInstagramストーリーズ運用として注目すべき4つの要素と、企業アカウントで成果を出すための実践ポイントを、わかりやすくお届けします。
ストーリーズを“見てもらう”だけで終わらせず、“次のアクションにつなげる”運用を目指していきましょう。
目次
ただ「流すだけ」から、「動線を設計する」ストーリーズへ

ストーリーズは“消える投稿”だからこそ、なんとなく使ってしまいがち。
でも、2025年の今、企業アカウントが成果を出していくには「目的を持った設計」が欠かせません。
特に注目すべきは、以下の4つの要素です。
これらをストーリーズ内で戦略的に組み合わせていくことが、反応を引き出し、行動につなげるカギとなります。
【1】インタラクティブ機能で“反応”をつくる
ストーリーズの強みのひとつが、「その場でアクションできる仕組み」があること。
たとえば…
・アンケートスタンプで「どちらが好き?」と選んでもらう
・クイズ機能で“参加”を促す
・質問スタンプで声を集める
こうした機能を入れるだけで、「見るだけ」だったフォロワーが、思わずタップしたくなるようになります。
双方向のやり取りが生まれることで、企業アカウントへの親近感や関与度も自然と高まっていきます。
【2】AIアシストで、投稿の質とスピードを底上げ
Instagramの一部機能では、AIによるキャプション作成や投稿内容の提案が始まっています。
これを活用すると、毎回ゼロから投稿を考える手間が減り、統一感のある発信やスピーディな運用が可能に。
たとえば、以下のような活用が期待できます:
・過去の反応から最適な文体・時間を提案
・表現のブレを抑えてブランドトーンを統一
・投稿ネタに困ったときの“ヒント出し”にも活躍
今は一部機能に限られていますが、いずれ一般ユーザーにも広がる可能性は大。
AIは「運用の効率化」と「投稿品質の安定化」の両面で、頼れる相棒になっていくでしょう。
【3】リンク誘導で“次の行動”を促す
リンクスタンプの活用は、ストーリーズが「売上」や「申込」に直結するポイント。
たとえば、
・イベント申込ページへ誘導
・ECサイトの該当商品へリンク
・LINE登録や資料請求ページへ導線設計
など、興味を持ったタイミングですぐに動いてもらえる導線がつくれます。
大切なのは、「リンクを貼ること」ではなく、「そのリンクをタップしたくなる理由」をストーリー内で伝えきること。
リンク誘導は、ストーリーズを“単なる投稿”から“営業チャネル”へ変える重要な一手です。
【4】ハイライト設計で“ストーリーズを資産化”
せっかくつくったストーリーズ。24時間で消えてしまうのはもったいないですよね。
だからこそ、「ハイライト」としてプロフィールに残す設計がとても重要です。
たとえば…
・商品カテゴリごとのまとめ
・よくある質問への回答
・お客様の声(レビュー)
・ストーリー型の会社紹介・採用情報など
これらを整理しておくことで、アカウントを訪れた人に「どんな会社なのか」「何を提供しているのか」が一目で伝わります。
ストーリーズは“短命な投稿”ではなく、“資産”として活かせるのです。
4つの要素を、組み合わせて「成果につながる導線」へ
この4つは、それぞれ単体で見ても効果的ですが、組み合わせてこそ真価を発揮します。
たとえば…
・アンケート → 回答後に商品紹介 → 興味を持った人をリンク誘導 → 資料請求 → ハイライトに残す
このように、“1本で完結させない”設計が、いまのストーリーズ運用に必要な視点です。
次章では、実際に企業アカウントがどのようにこの4つを活かしているか、具体的なパターンや工夫を紹介していきます。
ストーリーズで“行動”を引き出す実践ポイント

ストーリーズを通じてユーザーに行動を促すには、“見る → タップする → 興味を持つ → 動く”という流れを意識することが重要です。
ここでは、企業アカウントで実際によく使われている流れと、その中での具体的な工夫を紹介します。
パターン1:アンケート × 商品提案 × リンク誘導
たとえばアパレル系のアカウントでよく見るのが、「どちらのコーデが好き?」というアンケート形式の投稿。
ここでユーザーに選ばせた後、次のストーリーで「Aが人気!詳細はこちら」と商品ページへのリンクを表示。
こうすることで、ユーザーの“タップ”から“購買行動”まで自然に導ける流れがつくれます。
ポイント:
・最初に“選ばせる”ことで関心を持たせる
・結果を見せたうえでリンクを提示することで、自然な流れを演出
・タップしやすいよう、リンクスタンプはしっかり目立たせる
パターン2:質問スタンプ × ユーザーの声 × 信頼づくり
「最近気になっている悩みは?」などの質問スタンプを使い、ユーザーのリアルな声を集める企業も増えています。
その回答を元に、「実はこんな方法があります」と自社サービスや商品と絡めた提案を次のストーリーで展開。
さらにそれらをハイライトにまとめておくことで、プロフィール訪問時にも信頼につながります。
ポイント:
・回答を丁寧に紹介することでユーザーとの距離が縮まる
・一方的な発信ではなく“対話”が生まれる
・ハイライトで「他の人も同じ悩みを持っている」という共感が広がる
AIアシスト機能については現在、一部のユーザーが使用できる限定的なものになっています。
→AI アシスト投稿についてはこちらの記事を参考に
パターン3:AIアシストで投稿の質と連続性を担保
毎日ストーリーを作るのが大変…そんなときは、InstagramのAI投稿サポート機能をうまく取り入れると、
トーンや構成がブレず、継続的に発信しやすくなります。
AIの提案を元に、「このテーマで連続投稿しよう」という企画化もでき、
シリーズ的にストーリーズを更新することで、アカウント全体に“流れ”が生まれます。
ポイント:
・同じトーンで発信し続けることで、ブランド感が出る
・投稿の“質”が安定することで、信頼性もアップ
・ストーリーズとフィードの両方をつなぐことも可能に
パターン4:ハイライトで“導線設計のゴール”をつくる
どんなに工夫されたストーリーでも、24時間で消えてしまってはもったいない。
だからこそ、ハイライトを「ゴール」として設計しておくことで、ユーザーの導線を保つことができます。
例:
ストーリーズでキャンペーン紹介 → 期間終了後もハイライトで「過去の事例」として残す
・商品の使い方を連続で紹介 → ハイライトで「使い方集」としてまとめる
・お客様の声を週1で掲載 → 「レビュー集」として資産化
ポイント:
・ハイライトは“ジャンル別”に見やすく整理
・表紙デザインも統一することでブランド感アップ
・プロフィールに来た人の滞在時間と回遊率が高まる
このように、ストーリーズの各機能を連動させながら、“見る→反応する→動く→覚える”という流れを設計することが、今の時代に求められるストーリーズ運用の基本です。
次の章では、実際にこうした運用を行って成果につなげている企業事例を紹介していきます。
成果を出す企業事例|ストーリーズを“動線設計”に活かしている好例

ストーリーズを戦略的に活用している企業は、すでに“ただの投稿”としてではなく、
「行動を促すタッチポイント」として位置づけています。
ここでは、実際に成果を出しているいくつかの事例を見ながら、企業ごとの工夫を紹介します。
アパレル業界|ユーザー参加型の“選ばせる”ストーリーズ
あるファッションブランドでは、毎週のように「どちらのコーデが好き?」というアンケート型ストーリーを実施。
その結果を反映して、選ばれたアイテムの購入ページへリンクを貼ることで、クリック率が平均の約2.3倍に。
また、人気コーデをハイライト化することで、ブランドの世界観を表現しながら“再来訪”を促す設計に成功しています。

ポイント:
・「選ぶ→結果を見る→商品を知る→購入へ」の流れをつくっている
・ストーリーズだけで完結せず、ハイライトでも“資産化”している
美容・コスメ業界|質問スタンプを通じてニーズを可視化
大手コスメブランドでは、「肌悩みを教えてください」とストーリーズ上で質問を募り、
集まった声をもとに商品の紹介や使用方法のチュートリアル動画を展開。
それらをハイライトでカテゴリ別に整理した結果、新規フォロワーの保存率とプロフィール回遊率が大幅アップ。

ポイント:
・ユーザーの声を“投稿ネタ”に変えている
・回答→提案→保存(ハイライト)の流れが明確
飲食・カフェ系|ハイライト設計で来店前の“予習体験”に
ある人気カフェでは、ストーリーズを通じて「本日のスイーツ紹介」「季節のドリンク投票」などを展開。
さらに、店内の様子・人気メニュー・よくある質問などをまとめたハイライトを充実させたところ、
来店前にハイライトをチェックするユーザーが約3割に。
予約や問い合わせの導線も整備することで、ストーリーズ → プロフィール → 来店という流れが自然にできています。

ポイント:
・ストーリーズは“来店前の体験づくり”として活用
・動線のゴールにあたるハイライトが整っていることで、迷わせない
採用活動に活用|社風や人柄を伝える“日常のストーリーズ”
ある中小企業では、社内のちょっとした日常風景や社員の声を、毎日ストーリーズで発信。
堅苦しくない自然体のコンテンツが学生・求職者から好評で、「ハイライトに残っていた◯◯さんの投稿を見て応募を決めました」という声も。
エントリーリンクや説明会申込ページと組み合わせることで、ストーリーズ→応募へのCV導線も生まれています。

ポイント:
・採用においても「人柄を見せる」用途として有効
・ストーリーズとリンク誘導の合わせ技が効いている
このように、「インタラクティブ機能 × AI × リンク誘導 × ハイライト」を、
それぞれの業種や目的に応じて組み合わせることで、成果につながる設計が可能になります。
次は、この記事のまとめとして、ストーリーズをどう捉え直すべきか、そして企業が次にとるべき一手を整理していきます。
まとめ|“ただ投稿する”から“動線を設計する”ストーリーズ運用へ
Instagramストーリーズは、ただ“目立つ投稿”をする場所ではありません。
2025年の今、企業が本当に成果を出していくためには、「反応を引き出す仕掛け」や「次の行動につなげる設計」が必要です。
今回ご紹介した4つの要素──
インタラクティブ機能(反応を生む)
・AIアシスト(質と効率を高める)
・リンク誘導(行動につなげる)
・ハイライト設計(資産として残す)
これらをうまく組み合わせることで、ストーリーズは「一過性の投稿」から「動線をつなぐマーケティングツール」へと進化します。
「今のストーリーズ、なんとなく運用してしまっているかも…」
そう感じた方こそ、ここが見直しのチャンスです。
当社では、企業のInstagramストーリーズ運用において、
✔ 設計から配信までの一貫したサポート
✔ インタラクティブ活用やAI導入の最適化
✔ 成果につなげる導線づくり
を含めたご提案が可能です。
「反応が取れるストーリーズを運用したい」
「ストーリーズから資料請求や来店につなげたい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。