2025.12.15
【事例解説】Instagramグルメアカウントで“表紙文字”を入れたら、閲覧数が約4倍に。
Instagramのグルメ系アカウントで、投稿の「表紙(1枚目)」に地名・店舗名・一口特徴などのテキストを入れて投稿したところ、
閲覧数が約4倍に増加するという結果が出ました。
実はこのアカウント、約1年ほど更新を止めていた時期があり、
再開後も「いいね」周りなどのアクションをほとんど行っていない状態。
つまり、アルゴリズム的にも決して有利とはいえない“低活動アカウント”でした。

それでも、「表紙に文字を入れる」だけでリーチが一気に拡大。
いいね数や保存数といったリアクションは大きく変わらなかったものの、
閲覧数=“見られる数”が明確に増えたのです。
目次
投稿の一工夫でエンゲージメントが高まる
「表紙の一枚」で差がつく。Instagramグルメ投稿の“見られる工夫”
フィードで流れてくるグルメ投稿は、どれも美味しそうで似たように見えがちです。
そのなかで差をつける鍵となるのが、投稿の1枚目=表紙デザイン。
特に「地名+お店+特徴」といったシンプルな文字を入れることで、
「地元の店かも」「行ってみたい!」と、ユーザーの目に留まりやすくなります。
一瞬で“どんな投稿か”が伝わることで、スクロールの手を止めてもらえるのです。

アルゴリズムも“情報性”を評価している
Instagramのアルゴリズムでは、
保存やシェアに繋がりやすい=情報性の高い投稿が評価される傾向があります。
「このお店、今度行こう!」という小さな行動意図を生む投稿は、
ユーザーにとって“価値のある情報”として認識され、結果的にリーチ(閲覧数)の拡大につながります。
つまり、表紙の工夫は単なるデザインではなく、情報伝達の設計でもあるのです。
「最初の1枚」で“保存するか・スルーするか”が決まる
Instagramでは、投稿の最初の1枚がユーザーに見られるほぼ唯一のチャンス。
多くのユーザーはフィードを“流し見”しており、
表紙の印象だけで「保存するか・スルーするか」が決まるとも言われています。
今回の事例でも、閲覧数が伸びた投稿に共通していたのは、
この“表紙の作り込み”でした。
地名・店名・一言特徴というシンプルな文字を添えるだけで、
「この投稿には自分に役立つ情報がありそう」と瞬時に伝えられていた点がポイントです。
また、地名+特徴をセットで表示すると、
ユーザーの検索ニーズにもマッチしやすくなります。
Instagram内検索の最適化(いわば“SEO”)という観点からも、
この構成は非常に有効です。
【実例】表紙の文字有無による数値の変動


同じ写真を使った2つの投稿を比較したところ、
左の投稿(文字なし)に対し、右の投稿(文字あり)は閲覧数が約4.2倍に。
表紙以外の要素はすべて同条件だったことから、
“表紙に最低限の情報を添えるだけで、閲覧数が大きく変わる”ことが分かりました。
実は「まとめ投稿」も伸びやすい
さらに補足として、最近特に“まとめ投稿”の伸びも顕著です。
たとえば、「女子会ランチまとめ」「休日ランチまとめ」といった投稿。
1枚目の表紙に複数の写真が並んでいるだけで、
「なんか有益そう」「情報まとまってそう」と思わせることができ、
閲覧や保存を促しやすくなります。

+αで投稿の質が変わる
たとえば、キャプションの最初の1行に「どんな人に向けた投稿なのか」を添えるだけでも、伝わり方が変わります。
「○○エリアのカフェ好きさんへ」「おしゃれランチ探してる方必見」など、ターゲットを明示することで共感が生まれやすくなります。
また、投稿の最後に「#地名+グルメ」など、検索されやすいハッシュタグを添えるのも効果的。
ユーザーが次に行動したくなる“導線”を整えることで、投稿全体の質が一段と高まります。
まとめ
SNSで伸びる投稿はアルゴリズムだけで決まるわけではありません。ファーストビューで何が伝わるか(見せ方)が数字に直結します。今回の「東京グルメ女子」事例は、表紙に「地名・店名・一言特徴」を入れるだけで発見流入が増えることを実証しました。特にグルメジャンルではこのフォーマットが安定的に機能しますので、ぜひ運用に取り入れてください。
