2023.8.16
インスタグラムのアルゴリズムとは?重要指標やポイントを紹介【2023年最新版】
「インスタグラムのアルゴリズムってどういう仕組みなの?」
「インスタグラムにおけるアルゴリズムの評価軸が知りたい」
インスタグラムをはじめ、各種SNSを運用している方は「アルゴリズム」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
インスタグラムのアルゴリズムを知っているか知らないかで、アカウントの伸び率を左右すると言っても過言ではありません。
本記事では、インスタグラムのアルゴリズムについて解説します。投稿別の評価軸からポイントまで解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
インスタグラムのアルゴリズムとはサービスの土台となるルールのこと
インスタグラムのアルゴリズムとは、サービスの土台となるルールです。
インスタグラムを開いた時にまず目にするフィード投稿やストーリーズ、リール、発見タブで見られる投稿は、全てアルゴリズムによって順番が決められます。
なお、フィード投稿一つとっても、全て投稿した順に時系列で表示されるわけではありません。インスタグラムの表示順は、ユーザーごとにレコメンドされています。
ユーザーにしっかりと情報を届けるためには、このアルゴリズムを理解する必要があります。
インスタグラムのアルゴリズムを理解する重要性
インスタグラムを本格的に運用してフォロワーを増やしたい、投稿をバズらせたいと考えている方は、アルゴリズムの仕組みを理解しなければなりません。
インスタグラムでは、ユーザーの趣味や興味の度合いに合わせたコンテンツ表示の仕組みがあります。食べることが好きな方なら、グルメ系のおすすめ投稿、美容が好きならコスメ系のおすすめ投稿が枠を占めやすいです。
つまり、アルゴリズムを理解し、ターゲットユーザーのおすすめ欄に自分の投稿が表示されれば、いいね!や保存などの反応をもらいやすくなるでしょう。
アルゴリズムから「このアカウントは表示させよう」と評価されなければ、フィード投稿や発見タブのおすすめに露出は見込めません。
インスタグラムはユーザーのアクション(シグナル)が重要
インスタグラムアルゴリズムで優良と判断してもらうには、ユーザーのアクションが必要不可欠です。
例えば、投稿を見た方がいいね!を押したり、投稿を保存したりなど、特定のアクションが多いほど優良な投稿だと評価されやすくなります。
そのため、インスタグラムではユーザーのアクションが重要です。
インスタグラムのアルゴリズム(フィード投稿・ストーリーズ)
それでは、インスタグラムのフィード投稿・ストーリーズ投稿における、アルゴリズムについて解説します。
評価に欠かせない3つのシグナル
まず、おすすめに表示させたり上位に表示させる順位を決める評価に欠かせない3つのシグナルをお伝えします。
シグナル | 主な内容 |
---|---|
関心度 | ターゲットユーザーが関心を示すコンテンツであるか |
親密度 | アカウントとユーザーのつながりが大事にされているか |
鮮度 | 日が浅い投稿であるか |
つまり、ユーザーからの関心が高いトピックであり、親密なつながりが構築されていて、投稿を継続して行えているかがとても大切と言えます。
なお、ユーザーとのつながりとは、どれほどいいね!や保存などの反応率が高いかを示します。
3つのシグナルが前提にあるとおさえておきましょう。
ランク付けに重要な5つの指標
続いて、アルゴリズムのランク付けに重要な5つの指標を解説していきます。
指標 | 内容 |
---|---|
投稿の閲覧時間 | ユーザーが投稿滞在時間を示す |
いいね! | 投稿へのいいね!数を示す |
投稿へのコメント | 投稿へのコメント数を示す |
保存 | 投稿の保存数を示す |
プロフィールの閲覧 | 投稿からプロフィールへの遷移率を示す |
なお、重要視される順番は上から以下の通りです。
- 投稿の情報
- アカウントの情報
- ユーザーの行動
- 交流・やりとりの履歴
つまり、投稿の人気度合いが最も大切であると理解しておきましょう。
インスタグラムのアルゴリズム(リール投稿)
では次に、リール投稿のアルゴリズムについて解説します。
リール投稿とは、90秒間のショート動画で発信できる投稿であり、音楽や字幕を付けて編集できます。スマホでインスタグラムを閲覧していると、下部にリール動画のタブがあり、タップすると、アルゴリズムで上位に来ているリールがランダムで流れます。
これからインスタグラムを本格的に運用していくなら、リール機能は欠かせません。上手に使うとフォロワーを伸ばしやすいので、ぜひリール投稿のアルゴリズムを把握しておいてください。
ユーザーアクティビティ
リール投稿は、フィード投稿と同様に、ユーザーのいいね!や保存数に応じて優良のリールかどうか判断されます。
ユーザーがいいね!や保存、コメント、シェアをするほど、アルゴリズムは優良のリール投稿だと判断できます。
ユーザー同士のコミュニケーション履歴
「人とのつながり」を重要視するインスタグラムでは、ユーザー同士の交流、言わば親密度もアルゴリズムを決定するうえで大事な指標です。
リールを通じてコメントが活発であるかといった、ユーザー同士の交流も欠かせません。
新しいコンテンツの創出
リール投稿では、曲やBGM、エフェクトといったさまざまなコンテンツを利用できます。
それらを用いて全く新しいコンテンツが生み出されたかどうかも重要な指標の一つとされています。
投稿の完全視聴率
リール投稿のアルゴリズムは、視聴時間からもユーザーの好まれ具合を判断します。
リール投稿は、2022年から最大90秒での投稿が可能になりました。そこでいかに最後まで視聴完了してもらうか、テキスト入れや動画の内容などの工夫が求められます。
インスタグラムのアルゴリズム(発見タブ)
では、インスタグラムの発見タブにおけるアルゴリズムについても解説します。
そもそも発見タブとは、インスタグラムの虫眼鏡をタップした時に表示される投稿一覧を指します。
発見タブを開いた時に、グルメや車など、自分の興味関心度合いが高い投稿がたくさん表示された経験はありませんか?
これは、発見タブのアルゴリズムにより、ユーザーごとにレコメンドされた投稿が表示されているからです。
発見タブにおすすめ表示される仕組み
発見タブにおすすめ表示してもらうには、まずインスタグラム側にアカウントを発見してもらわなければいけません。そこで自身のアカウントがどのようなジャンルで投稿・発信していて、何をコンセプトとしているのか明確にしておきましょう。
ジャンルが明確で優良な投稿が多いと、運用しているジャンルの類似ユーザーの発見タブに露出しやすくなり、利用者がアカウントを見つけやすくなります。
発見タブの表示に重要な4つの指標
それでは、発見タブに掲載されるために重要な4つの指標をご紹介します。
投稿に関する情報 | どのような内容の投稿なのか一目でわかる工夫をする |
---|---|
ユーザーとのやり取り履歴 | 過去にコメントやいいね!をしたけど、未フォローのアカウントが表示されやすくなる届いたコメントはできるだけ放置せず反応することが大切 |
ユーザーの行動情報 | ユーザーが発見した投稿にいいねやコメント、保存といったアクションをどれだけ起こしたかも指標となる |
投稿者アカウントの情報 | 過去の一定期間内でインタラクションされたコンテンツを出すユーザーの投稿が評価される |
発見タブに表示されるために、まず投稿の内容をユーザーに分かりやすく示しましょう。
例えば、フィード投稿で「夏のお出かけに合うサンダル種類別まとめ」と1枚目に記載されていれば、「サンダルがまとめられている投稿」とパッと見て判断できます。
なお、発見タブやリール投稿にはインスタグラムの推奨ガイドラインが適用されます。
暴力を描写したコンテンツや性的なコンテンツ、タバコや電子タバコ、成人向け商品やサービス、医薬品など特定の規制対象商品を薦めるコンテンツなどは、評価を下げかねません。
投稿内容には注意しながら作成しましょう。
インスタグラムのアルゴリズムを踏まえた運用のポイント5つ
では、インスタグラムのアルゴリズムを踏まえた運用ポイント5つを紹介します。
- 保存率やいいね率を意識した投稿にする
- ユーザーとの交流を積極的に図る
- 滞在時間をコンテンツを投稿する
- 投稿頻度を一定に保つ
- 投稿に人気の音源を使用する
保存率やいいね率を意識した投稿にする
まず、保存率やいいね率を意識した投稿をしましょう。自らがアクションを促す導線を貼ることで、返報性の法則が利用できるからです。
例えば、投稿の最後に、いいね!や保存をタップしてもらえるような導線を設置してみてください。すると、有益なコンテンツを見たユーザーが「これくらいはしよう」とアクションを起こしてもらいやすくなります。
保存率やいいね!数の向上が期待できるでしょう。
具体例として、「あとで見返したい人は保存がおすすめ!」といった形で、促すと行動を起こすユーザーの増加が期待できます。
プロフィールに誘導したい時も同様の手法が活用できるでしょう。
ユーザーとの交流を積極的に図る
次に、ユーザーとの交流も積極的に図りましょう。
フィード投稿の場合はキャプション(テキスト)部分での工夫が挙げられます。
例えば、ハーゲンダッツの公式アカウントでは、新商品の感想をコメントで募り、ユーザーがコメントしやすい状況を創出しています。
ハッシュタグをつけた投稿も促しながらアプローチできると、上手く拡散も期待できるでしょう。
滞在時間を伸ばすコンテンツを投稿する
インスタグラムでは、1つの投稿につき、最大10枚までコンテンツを入れられます。
投稿の滞在時間を伸ばす施策として、複数枚を投稿しましょう。単純に1枚の投稿と10枚とでは、閲覧にかかる時間に圧倒的な差が出るのは言うまでもありません。
例として、弊社クライアントの投稿を3つ紹介します。
まず、年齢と転職に関する中田潤一さんの投稿。年齢ごとにポテンシャルとスキルの割合を示し、どのような違いがあるのかを順を追って確認できます。
続いて、観光プランやスポットを紹介する𝗗𝗼-𝗟𝗶𝘃𝗲。2ページ目には一連のプランを紹介し、3枚目以降は各スポットの魅力をお伝えしています。
観光ジャンルの投稿は、ガイドブックのような形になるので、最後まで見られやすく保存数も期待できるでしょう。
そして、弁当の事例を紹介する子どもようおさかなさんのアカウントでは、スクロールして3つのケースをチェックできます。
再現性の高い活用事例は、しっかりと複数枚数を入れてあげることで滞在時間を効果的に伸ばせます。
投稿頻度を一定に保つ
インスタグラムでは投稿の鮮度がポイントの一つです。よって、投稿頻度は一定に維持しておくと、評価されやすくなります。
毎日投稿ができるなら、それに越したことはありません。ですが、無理に投稿して品質を下げてしまうなら、質の高いコンテンツを週に1〜3日とコンスタントに投稿してください。
投稿に人気の音源を使用する
リール投稿の内容にはなりますが、投稿に人気の音源を使用しましょう。
人気の音源は多くのユーザーから利用されやすく、発見タブに露出されやすくなる傾向にあります。
リール投稿は、テンプレートも使用できるため、積極的に活用して投稿頻度を高めていきましょう。
インスタグラムのアルゴリズムに関するよくあるQ&A
では最後に、インスタグラムのアルゴリズムに関するよくあるQ&Aを紹介します。
インスタグラムのアルゴリズムを理解すればフォロワー数を増やせますか?
インスタグラムのアルゴリズムを理解しただけでは、フォロワーの増加は見込めません。アルゴリズムからの評価を高めるために、投稿の実施と改善を繰り返す必要があります。
いいね!や保存の獲得につながるコンテンツを意識して質の高い投稿を継続しましょう。
インスタグラムのアルゴリズムを踏まえて運用で成功した事例はありますか?
冷凍食品のサブスクリプション事業を展開する三ツ星ファーム様は、フォロワーの増加が伸び悩んでいましたが、アルゴリズムを意識して運用方法を見直したところ、リーチ数が90倍近く伸びました。
例えば、ブランドイメージを伝えて、内容の理解度をUPさせるフィード投稿の作成が挙げられます。
表紙は従来の世界観と合ったデザインで統一させ、2枚目以降の投稿で、写真や動画を使用しつつ、ユーザーがいいね!や保存、シェアをしたくなる構成に変更。すると、ハッシュタグからの流入が約7.8倍、いいね数が約1.3倍、プロフィールのアクティビティが約3.2倍に増加しました。
ココアンド株式会社では、このような多数の事例がございます。
アルゴリズムに沿った運用ができているかはどのように確認できますか?
アルゴリズムに沿った運用の確認は、実際の結果でしか確認できません。
いいね!数や保存数、おすすめ欄の出現状況を踏まえて、方向性が間違っていないかを擦り合わせましょう。
また、もし事前に設定した目標数値に到達していない場合、運用方針を見直してみてもいいかもしれません。
インスタグラムで発見タブに乗らなくなった時の解決策はありますか?
突然、発見タブに乗らなくなった場合は、いいね!数や保存数が減少している可能性があります。
いいね!や保存を促す施策ができているか再確認してみてください。
また、投稿の統一感や品質にも原因があるかもしれません。
ユーザーの行動を促しつつ、高品質なコンテンツ制作に注力してください。
まとめ:インスタグラムのアルゴリズム理解が難しいならプロの運用代行への依頼がおすすめ
インスタグラムのアルゴリズムは複雑で日々変わるため、全てを理解するのは高度なテクニックが必要です。
アルゴリズムの理解が難しければ、インスタグラムを運用しているプロへ代行依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
実際にココアンド株式会社では、三ツ星ファーム様のようなプロの運用チームによるサポートでリーチ数が90倍以上の成果が上がる支援実績がございます。
お客様の事業や商品に合った提案をさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。